GRXでローギア51T!採用のグラベルロード完成!

道を選ばず走りたい・・・こんにちはスペシャライズド松戸の向井です。

以前からロードバイクに32Cタイヤを履き、グラベルライドをしていましたが、より本格的にグラベルライドを、と言うより道なき道を開拓してみたいという事で、新にバイクを組み立てる事を決意しました。

SWクラックスフレームセットを手に入れた!

スペシャライズドのシクロクロスにも使える軽量グラベルバイクCRUX(クラックス)!

フレームサイズ58

フレームを入手すると、まずは重量測定ですよね。軽すぎてサランラップの芯を持っている様な感覚です(笑)

フレームサイズは58です。

フレームを観察していて気が付きました。

クラックスのフレームは、リアには機械式のディレイラーを取り付け可能ですが、フロント変速機は電動のみ対応のフレームになっています。確かにケーブルの出口がありません。ちなみにアルミフレームのクラックスDSWは機械式フロントディレイラー取り付け可能です。

という事で、フロントシングルで組む事が決定!メインコンポはシマノのグラベル向けコンポーネント「GRX」目を付けたのは10-51Tのスプロケットが使用できるディレイラー

RD-RX822 SGS ディレイラー!!!

ローギア51Tまで対応の頼もしいやつです。こちらはフロントシングル専用のディレイラーになっています。

使用するスプロケットはマウンテンバイク用XTグレード12速10-51Tスプロケット、このスプロケットであればどこでも走行できちゃいそうです。

脚力があればどんな激坂も走れますよね?的なツッコミは無視します。

このコンポを使うにあたり問題になる点は、シマノのマウンテンバイク用スプロケットは「マイクロスプライン」のフリーボディにしか取り付けできない点にあります。

手持ちのホイール「テラCL」ホイールにマイクロスプラインのフリーボディをとりつけるにはどうすれば良いのか?シマノ製のホイールを購入すればすぐに問題解決できますが、それでは知識が蓄積できません。

調べてみるとロードホイール用のマイクロスプラインフリーボディが販売されている事が判明、早速DT製のハブに取り付けできるフリーボディを入手しました。

ロードホイール用マイクロスプライン

フリーボディ比較

パッと見マウンテンバイク用のフリーボディと形状が変わらないので、マウンテンバイク用でよいのでは?と思いましたが計測してみると・・・

やはりマウンテンバイク用とは異なることが判明、スラムでもXDとXDRがある様にマイクロスプラインにもマウンテンバイク用とロード用で分かれていました。

エンドキャップの比較

ロード用は「MSR」の刻印がある方です。計測するとロード用は20mm、マウンテンバイク用は19mmでした。

エンドキャップ

ロード用エンドキャップ

マウンテンバイク用エンドキャップ

フリーボディの比較

キャップ同様ロード用は「MSR」の刻印があります。

スプロケットの取り付け部分は同じ寸法ですが、ロード用はスポークとスプロケットとの干渉を防ぐ為に、スプロケットを受ける部分の寸法が厚くなっています。計測するとロード用8.2mm、マウンテンバイク用は7ミリとなっています。

ロード用

マウンテンバイク用

比較すると2.2mmの差がありました。

2.2mmの差なら、マウンテンバイク用のフリーをつけてスルーアクスルを締め込めば取り付ける事だけはできてしまいます。フレームに負担をかけたまま、気が付かずにマウンテンバイク用を使用してしまっている方もいるのでは!?と思ってしまいます。

DTのハブにマイクロスプライン!

フリーボディ問題が解決すれば、あとは組み込むだけです。

スペーサーの組付け順は要注意!?

フロントチェーンリングは手持ちの48Tで一旦組付け、ちなみにチェーンのリンク数は126リンクで足りました。

大きいギアはカッコいい!

変速ワイヤーは、変速の軽さと耐久性抜群な日泉ワイヤーを使用しています。機械式コンポにベストマッチ!フリーボディ問題さえ解決できればあっという間に組立完了!

組んだら走る!!!

西山氏、村上氏、村松氏を誘い千葉の山奥へ・・・

早速バイクは汚れていますが、これが本来の姿・・・フロント48Tでもローギア51Tなら急斜面でも今のところ問題無し!下りでもすぐにトップギアに入り回しきってしまう事もありません。

ローギア51Tを使用する場合フロント46T±2Tが相性良いのではといった印象で40T~42Tあたりのフロントチェーンリングを使用する場合はローギア51Tは必要ないのでは?と思うほどです。

今後さらに太いタイヤを履いた場合は印象が変わるかもしれません。

しかしグラベルロードに乗ったからといって、どこでも走行できるわけではございません(笑)

道が無い1

そもそも道が寸断されていれば走行できません。ルート作りの難易度が高いですね。

道がない2

今後はイベントでも走行できる様なグラベル定番コース作りに励んでいきたいと思います!